動物から感染する病気
動物の病原体がヒトに感染する場合がある(人畜共通感染症 Zoonosis)。
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動物との接触で感染する病気
動物あるいはその排泄物に接触することで感染する病気は数多い。狂犬病のほかにも、
- ウィルス性出血熱の一部(ラッサ熱、腎症候出血熱など)はネズミに媒介される。
- 細菌性疾患の一部に動物から感染するものが含まれる。
- 原虫性疾患にも動物から感染するものがある。
- 幼虫移行症は動物の寄生虫が偶発的に感染するものである。包虫症などは、牧草地帯に多く発生する傾向がある。
汚染食品の経口、粉塵とともに飛沫する病原体の吸入、昆虫による媒介などで感染するものもある。牧草地帯に滞在する場合、動物に直接接触しなくとも人畜共通感染症に罹患する可能性がある。
狂犬病対策
病原体である狂犬病ウィルスは、イヌ、吸血コウモリ、マングースなどに感染し、 これら感染動物の唾液(動物によっては糞尿も危険)に出現する。 これが傷口あるいは粘膜につくと感染する(キスでも感染の可能性あり)。
イヌや野生動物に噛まれたら、まずは狂犬病を発病するリスクを推定する。
- イヌの感染
- 狂犬病を疑わせる症状があれば屠殺して検査する。脳、角膜、唾液腺からウィルスを検出する(検査機関に送付)。飼い犬の場合、狂犬病の予防接種を2回受けていれば大丈夫といわれる。野良犬の場合、捕獲して1週間ほど様子をみることが望ましい。
- 傷口の状態
- イヌの唾液が粘膜に付着した場合は感染の可能性がある。皮膚面なら、傷口がなければ大丈夫と判断する。傷口をもんで血が出るようなら危険である。
こういった判断で、危険ありあるいは危険性不明と判断される場合、早急に医師に相談する。 狂犬病の発症を予防するため、以下の処置が必要となる。
- 傷口の処置を行い、異物があれば除去する。深い傷なら、傷口を開いた状態で様子をみる。
- 狂犬病の予防接種を受けた経験が全くない場合、狂犬病免疫グロブリンの注射を検討する。
- 急いで狂犬病ワクチンの接種を行う(第0日、第3日、第7日、第14日、第30日)。
- 通常、破傷風の予防接種も同時に行う。
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